はづこのはじめていくじ

オタクと新米ママの両刀遣いのブログです

出生前診断について

 

これから子供を作ろうとしている方に向けて、ぜひ知っておいて欲しいので書きます。

出生前診断の話です。命の選別の話です。そんなお話聞きたくないわって方は読まないでください。

 

昨年の1月に妊娠がわかって、私が真っ先に調べたのが出生前診断です。

通常の産婦人科で行われる、いわゆるクアトロテストという精度の低い前時代的な検査ではありません。

胎児スクリーニング、胎児ドック。

血液検査に胎児のエコーを加えた、胎児の健康診断ですね。簡単に言えば、胎児の染色体異常を調べる検査です。

日本では、命の選別という倫理的な問題から35歳以上しか受けられない検査(新型出生前診断)となっています。ところが、海外の先進国だと、勝手にオプションで付いてくるくらいポピュラーな検査です。

じゃあ日本だと若者は受けられないのかというと、そうではなく。高額な費用を払えば誰でも受けられます。ちなみに私は、初期と中期の検査でトータル10万円以上かかりました。リボ払いで払いましたね。

 

なぜ私が胎児ドックを受けたかというと、綺麗な言い方はしません、自分の子供は健康に産んであげたかったからです。

この検査でわかる障害は、13.18.21トリソミーという、ごく限られた障害です。21トリソミーは、いわゆるダウン症

生まれてからしかわからない障害はたくさんあります。だから胎児ドックはやる意味がないというのは、違うと思います。

私は、自信がありませんでした。もし生まれた子供に障害があったとして、果たして立派に育て上げることができるかどうか。愛情を注げるかどうか。

そんな気持ちのまま10ヶ月のマタニティライフを過ごすのはとてもじゃないけど無理でした。私は心配性で、凝り性です。今分かる障害だけでも、検査したい。それで、もし障害が見つかったら…

その先の、命の選別について、きちんと結論が出せる人でなければ、この検査はおすすめできません。

 

さて、この胎児ドックですが、都内でも実施しているクリニックは4軒ほどしかありません。しかもですね、検査できるのは妊娠12.13週あたりと限られた期間だけで(首の後ろのむくみを見るんだそう)、予約を取るのが至難の技。ちなみに大阪にクリフムというちょーーー有名なクリニックがあるのですが、ここは戦争との噂を聞いています。

というわけで、ええ、ソッコー電話しましたよ。8週なのに。1ヶ月前なのに。早すぎるかな?と思ったら、1ヶ月前なんてフツーのようでした。

知恵袋でよく見る質問に「病院のエコーで首の後ろのむくみが気になるって言われて…なので胎児ドック受けたいんですけど今から予約取れますか?」があります。

難しいと思います。気になる頃には予約取れません。もしくは検査できる時期を過ぎています。みなさん気をつけてください。

 

わたくしがお世話になったのはfmc東京クリニックという胎児ドック専門のクリニックです。

最初に遺伝カウンセリングを行い、本当に検査をするか意思確認をされます。

健康な20代の染色体異常確率はびっくりするほど低いです。なので、アンタほんとーに高額な費用かけて検査すんの?的なことを聞かれます。ええ、します。で、別日に検査となるわけです。

 

検査は血液検査と胎児スクリーニングの組み合わせです。

この胎児スクリーニングというのがすごい。

エコー大好きなエコーマニア(変態ともいう)の先生が、素人目には「え?これただの空洞ちゃいますの?え、これ何…この紐みたいの…」といった感じの白黒のエコーを見ながら「これが胃、これがすい臓、これがウンタラカンタラ」とバシバシ臓器のチェックをしていきます。

鼻骨があるか、目は2つあるか、手はあるか、足の指はあるか、心臓の部屋がちゃんと分かれているか。

ええ、センセ、うちの子まだ8センチですよ…よく分かるな…さすがプロ。

そして最後に大事な首の後ろのむくみをはかり(これが太いとダウン症の確率が上がるそう)サービスで3dエコーを見せてくれておしまいです。3dエコーの写真はお土産でもらえます。立体の我が子はなんだか変な感じです。8センチでも、この頃にはもう立派な人間の形をしてます。

もの好きな人はエコーの様子をUSBに記録してもらうんだとか。家で見返すのかな。

トータルで1時間半ほどです。

 

結果は、血液検査とスクリーニングの結果をふまえて「確率」で出ます。

この数字が100分の1より大きい数字…たとえば10分の1とか、2分の1とかですと、更なる検査を勧められます。

次は羊水検査や絨毛検査。これは確率ではなく「確定」検査です。

 

私の赤子は、10000分の1より更に小さな確率との結果でした。この場合、確定検査はもちろん勧められません。

ですが、次は20週前後で行う中期胎児スクリーニング検査ができます。

この検査は主に目に見える障害の検査です。四肢がきちんと成長しているか、上唇と下唇が揃っているか、など。

予約の際は「22週までにいらしてください」と言われます。「中絶可能な最後の週です」。

 

出生前診断を受けるかどうか。これは人によって意見はバラバラでしょう。

私は受けて良かったです。少なくとも今のところ障害はない、ということが証明されて、どれほど安心したか。

病院によっては、出生前診断について全く説明しない先生もいます。まあそうですよね。命を選ばせるような検査を、「こんな検査もあるからやってみたらどうですか?」なんて勧める病院はないと思います。

 

これだけは言っておきたい。

なんというか、

「知ってて受けなかった」と、「知らなかったから受けられなかった」は違う。

うん。

 

これから子供を作ろうかな、て考えてる方は、ぜひパートナーと話し合ってみてください。自分の人生だけではなく、多くの人の人生を左右する検査です。

(ツイッター向けでしたん)